講演・ワークショップ・座談会など

講演・ワークショップ

「第4分科会 SDGsと教育を考える 貧困・格差編:日本社会の『貧困・格差』の現状とその論点」『開発教育』編集委員会『開発教育』No. 68、開発教育協会、106-107頁、2022年2月。編集協力:第39回開発教育全国研究集会(d-lab2021)の第4分科会でのレクチャー(講義)記録。

「パート5 自分の内面と向きあう:ワークショップをやっても、そこに“気づき”がなければ使えるものにはならない」ワークショップ・ミュー(編著)『「まなび」の時代へ:地球市民への学び・30人の現場』小学館、277-286頁、1999年。藁谷豊氏によるワークショップ取材・インタビューに協力。

「第5回 NGOから見た国際協力:NGOとODA」国際開発研究者協会(SRID)学生部(編)『国際協力!国際開発!16人の物語:国際協力入門講座』発行:書肆石川、発売:川島書店、116-123頁、1997年。編集協力:講演記録。

座談会・シンポジウム

「特集:女性をとりまく問題と開発教育~座談会:ジェンダー・女性・開発教育」開発教育協会『開発教育』No.63、4-11頁、2016年12月。編集協力:磯野昌子・近藤牧子・櫻井彩乃・堀内葵の各氏との座談会記録。

「ESD-J 12年レポート座談会『ESDの10年』を振り返って」持続可能な開発のための教育推進協議会『ESD-J 活動報告書(2003-2015)市民社会からの挑戦:ESD推進12年間の軌跡』6-14頁、2016年3月。編集協力:阿部治・木曽功・新海洋子・長澤恵美子・早瀬昇の各氏との座談会記録。

「特集:開発教育がひらく世界~座談会:次世代の子どもたちのために~」国際協力事業団『国際協力』通巻530号、12-15頁、1999年6月。編集協力:城所洋江氏と湊昌久氏との座談会記録。

「第二章:座談会『未来への教育』を探る」ワークショップ・ミュー(編著)『「まなび」の時代へ:地球市民への学び・30人の現場』小学館、287-315頁、1999年11月。編集協力:上田啓子・黒岩淳・原子栄一郎・古沢広祐・藁谷豊の各氏との座談会記録。

「特集:開発教育協議会設立15周年にあたって~座談会:開発教育協議会15周年を迎えて」開発教育協議会『開発教育』No.36、1997年8月。編集協力:赤石和則・臼井香里・田中治彦・山西優二の各氏との座談会記録。

「特集:国際協力フェスティバルのシンポジウムを振り返って~トーク・YOU ’93 PART2:明日からNGOー私はこうしてNGOを始めたー」国際協力推進協会『月刊アピック』第189号、8-13頁、1993年12月。編集協力:高瀬喜与江・市川斉・南研子・山西優二の各氏とのシンポジウム記録。

「上下逆の世界地図」

「海外に出かけてみたら:上下逆の世界地図」上前淳一郎『読むクスリ33』文藝春秋社、86-88頁、2000年。文庫版『道があるから迷う:読むくすり33』文春文庫、95-97頁、2003年。取材協力。

地球のことば(17)

It’ll rain on a sunny day
I know shinin’ down like water

I want to know
Have you ever seen the rain?
Comin’ down on a sunny day

晴れた日に雨が降るんだ
水滴のように煌めきながら落ちてくるんだ


誰か教えて欲しい
見たことがあるのかい?
晴れた日に降り注ぐ雨なんて

             (仮訳:湯本浩之)

ジョン・フォガティ(John Fogerty アーティスト〔米国〕 1945-現在)
Original Resource: John Fogerty, “Have You Ever Seen The Rain?”, Creedence Clearwater Revival, Pendulum, Fantasy Records, 1970.
出典:ジョン・フォガティ「雨を見たかい」クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル『ペンデュラム』40周年記念版、

ユニバーサルミュージック、2008年。
Official Music Video: Creedence Clearwater Revival♪”Have You Ever Seen The Rain?” YouTube.

<コメント>
 “Have You Ever Seen The Rain?”がこの曲の原題である。邦題は「雨を見たかい」となっている。サビの部分で「晴れた日に降り注ぐ雨なんて、見たことがあるのかい?」と繰り返される。「お天気雨の歌」ではないとすれば、この「雨」が何を意味するかで憶測や議論を呼んだ曲として知られている。成功したバンド内の人間関係の難しさを歌った曲であるというのが公式見解のようではある。とは言え、この曲が発表された1970年代初頭といえば泥沼化するベトナム戦争の真っ只中で、米国国内では反戦運動が過激化した時代であった。曲中では「晴れた日に雨が水滴のように煌めきながら落ちてくる(It’ll rain a sunny day… shinin’ down like water)」と歌われている。このことから、当時この曲を聴いた多くの反戦派が、この「雨」をナパーム弾の暗喩であると受け止めたのも無理はないだろう。そして、この曲は同時代に発表されたジョン・レノンの “Imagine”(1971)やマービン・ゲイの “What’s Going On”(1971)などと並ぶ反戦歌として支持されていった。事の真相や作者の意図は定かではない。ただ、この曲の随所にダブル・ミーニング(掛け詞)が仕掛けられているとすれば、その中に戦争批判を埋め込んだ巧妙なプロテストソングとしてこの曲は成立していると言えるのではないか。いずれにせよ、解釈はすべて「あなた次第」である。
 なお、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)結成50周年を機に制作されたオフィシャル・ミュージック・ビデオでは、親しい友人との別れを「晴れた日に降ってくる雨」と表現しており、この曲を反戦歌とする立場や政治的なメッセージは脱色されている。