学習プログラムと使用教材

※教材の表紙をクリックすると、開発教育協会の教材紹介のサイトへ移動します。

【格差・多様性・環境・食・文化・資源・生産と消費など】

①「世界がもし100人の村だったら」
 ベストセラーとなった同名の絵本を教材化したワークショップ。世界の格差や文化の多様性などについて考えます。
(使用教材:『ワークショップ版:世界がもし100人の村だったら』制作・発行:開発教育協会)

②「食」から「豊かさ」と「文化の多様性」を考える
 世界各国の家庭の食材をテーマとした大判の写真を使って、私たちにとっての「豊かさ」や「幸せ」、飢餓と飽食、文化や宗教の多様性などについて考えます。
(使用教材:『写真で学ぼう!地球の食卓』制作・発行:開発教育協会)

③「地球に優しい」ってどういうこと?
 食品や洗剤などの“見えない原料”となっている「パーム油」を題材に、地球環境問題、持続可能な生産と消費、先住民族の人権などについて考えます。
(使用教材:『パーム油のはなし』制作・発行:開発教育協会)

④スマホから考えるわたしと世界のつながり
 私たち日常生活に欠かせないスマホを題材に、その背景にある複雑な問題、天然資源、地域紛争、人権問題、持続可能な生産等の問題を考えます。
(使用教材:『スマホから考える世界・わたし・SDGs』制作・発行:開発教育協会)

⑤世界にはなぜ先進国と途上国があるのか?
 世界には「豊かな国」と「貧しい国」があることを、グループ対抗の「製品づくり」のゲームを行い、その体験から貧富の格差や南北格差、世界貿易の仕組みや経済のグローバル化などについて考えます。                  (使用教材:『新・貿易ゲーム』制作・発行:開発教育協会)

【国際協力・海外援助】

⑥「“援助”する前に考えよう」
 タイ北部へトレッキング・ツアーを疑似体験した後で、海外に援助することやボランティア団体に金品を寄付することの是非や功罪について考えます。
(使用教材:『「援助」する前に考えよう』制作・発行:開発教育協会)

【人権・対人コミュニケーション】

⑦「あなたの仲間は誰ですか?:“仲間はずれ”はなぜ起きるのか?」
 頬に小さなシールを貼るアクティビティを行い、その体験から集団や社会の中で「仲間はずれ」や偏見・差別が起こる原因や理由を考えます。
(使用教材:特になし) 

⑧「郷に入れば郷に従え」ますか?
 トランプを使った異文化コミュニケーションゲームを行い、その体験から異文化理解や異文化適応、自分とルールの異なる人々とのコミュニケーションのあり方、マジョリティとマイノリティの関係などについて考えます。
(使用教材:特になし)

☆地球のことば(26)

入れ物をいっぱいに満たせば満たすほど、それだけかれは良い教師である。
入れ物の方は従順に満たされていればいるほど、それだけかれらは良い生徒である。
教育はこうして、預金行為となる。そこでは生徒が金庫で教師が預金者である。

パウロ・フレイレ(Paulo Freire 教育者・ブラジル 1921-1997)
出典:パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』小沢有作・楠原彰・柿沼秀雄・伊藤周(訳)、亜紀書房、1979年、66頁。