映画配給会社のユナイテッド・ピープルでは、映画『ガザ 素顔の日常』のオンライン上映会とシンポジウムを緊急開催します(https://gaza2023.peatix.com/)。以下、告知文を転載します。
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10月7日、ハマスによるイスラエルへの断じて許されない無差別攻撃が始まり、
その結果、イスラエル軍による大規模な報復攻撃が続いています。どちら側で
あっても、非武装の一般市民を犠牲にする行為は許されません。暴力の連鎖は
断ち切らねばなりません。ガザ地区については、すでに15年以上経済封鎖が続
いています。さらなる封鎖(電気、水道の供給停止等)や攻撃によって、困窮
を極めているガザの人々の命が危険に晒されています。
多くの人々の命が危険にさらされている今、ガザ地区の普通の人々の暮らしに
密着したドキュメンタリー映画『ガザ 素顔の日常』を緊急オンライン上映し、
上映後に東大准教授でパレスチナ研究者の鈴木啓之さんによる解説、そして現
地で支援活動を行う国際協力団体に、ガザの現状についてお話しいただきます。
NGOからは日本国際ボランティアセンター並木麻衣さん、パレスチナ子どもの
キャンペーン手島正之さん、国連機関からは、国連パレスチナ難民救済事業機関
(UNRWA)保健局長 清田明宏さんが登壇します。10月14日オンライン開催とな
ります。どうぞご参加ください。参加費の一部を本イベントの参加団体に寄付
いたします。
【イベント概要】
日時:2023年10月14日(土)16:30-19:15
場所:オンライン(Zoom ミーティング)
料金:一般1,000円(映画料500円とPeatixの決済手数料を除いた金額を参加
団体に寄付)
2,000円(別途1,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)
3,000円(別途2,000円の寄付付き(Peatix決済手数料が引かれます)
※これ以上のご寄付は、直接各団体のウェブサイト等からお願いします。
※一緒にご覧になる人数分ご購入お願いします。
プログラム:
16:30-18:02 映画『ガザ 素顔の日常』上映(92分)
18:02-18:20 解説 鈴木啓之(東京大学大学院 特任准教授)
18:20-18:50 国際協力団体からの現地の状況報告(日本国際ボランティアセ
ンター並木麻衣、パレスチナ子どものキャンペーン手島正之、国連パレスチナ難民
救済事業機関(UNRWA)保健局長 清田明宏)
18:50-19:15 クロストーク、Q&A
主催:ユナイテッドピープル株式会社
協力:日本国際ボランティアセンター、パレスチナ子どものキャンペーン
問い合わせ: お問い合わせフォーム http://unitedpeople.jp/contact
■映画『ガザ 素顔の日常』について
東京23区の6割ぐらいの狭い場所にパレスチナ人約200万人が暮らすガザでは
人々が貧困にあえいでいる。イスラエルが壁で囲み封鎖したため物資は不足
し移動の自由もなく「天井のない監獄」と呼ばれる。
それでも日常を力強く生きようとする人々がいる──。
ガザ地区と聞いたら「世界で最も危険な場所」「紛争地」など戦争のイメージ
を思い浮かべるのではないだろうか?そんなあなたはこの映画で全く違うガザ
の一面を発見することだろう。穏やかで美しい地中海に面しているガザの気候
は温暖で、花やイチゴの名産地。若者たちはサーフィンに興じ、ビーチには老
若男女が訪れる。海辺のカフェの飛び切りハイテンションな店主に朝会えば、
間違いなく誰もが幸せな一日を過ごせるはずだ。他にも妻が3人、子どもが40人
いる漁師のおじいちゃんなどが登場する。こんな個性豊かなガザの人々にきっ
と魅了されるに違いない。しかし現実は過酷だ。陸も海も空も自由が奪われた
ガザは「天井のない監獄」と呼ばれ、住民の約7割が難民で貧困にあえいでいる。
それでも日常を力強く生きようとする人々がいる。19歳で現実逃避するために
チェロを奏でるカルマは海外留学して国際法や政治学を学びたいと考えている。
14歳のアフマドの夢は大きな漁船の船長になり兄弟たちと一緒に漁に出ること
だ。「欲しいのは平和と普通の生活」。ガザの人々は普通の暮らしを今日も夢
見ている。
ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル監督作品
配給:ユナイテッドピープル
92分/アイルランド・カナダ・ドイツ/2019年/ドキュメンタリー
https://unitedpeople.jp/gaza/
映画『ガザ 素顔の日常』の上映者を募集しています。
https://www.cinemo.info/109m
参考情報:
国連事務総長、ガザ“完全包囲”を「深く憂慮」 立ち入り求める 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20231010/k00/00m/030/009000c
国連ニュース「解説 イスラエルとパレスチナの危機に直面する国連」
https://news.un.org/en/story/2023/10/1142127
イスラエルは月曜日、ガザにおける食糧、水、燃料、電力の封鎖を発表した。
UNRWAの避難所には、必要に応じて移動式トイレやシャワーが配備されている。
国連人道調整機関OCHAによると、ガザのパレスチナ人は現在、1日3~4時間しか
電気を使えないため、医療施設の機能や負傷者の治療に支障が出ている。