【独言片想】「平和なときの平和論」 

 今から30年以上も前の1990年8月に、イラクのフセイン政権がクウェートに侵攻。2日間でクウェート全土を制圧し、クウェートの併合を発表しました。国連安保理はイラクの即時無条件撤退や同国に対する経済制裁を決議。米国のブッシュ大統領もイラクのフセイン大統領に無条件での撤退を要求するなど、国際情勢は緊迫し、翌91年1月にイラク対アメリカを中心とする多国籍軍との湾岸戦争に突入していきました。
 その当時、勤務していたNGO活動推進センター(現在の国際協力NGOセンター)のニュースレター『JANIC News』に連載の迷物?コラム『独言片想』に掲載した「平和なときの平和論」(第7号、1990年9月25日)をここに紹介します。