「知る・わかる・伝えるSDGs」シリーズ第3巻「生産と消費・気候変動・海の豊かさ・陸の豊かさ・平和と公正」(日本環境教育学会監修、阿部治・岩本泰編著、学文社、2022年)が刊行されました。その中で、目標16に関わる第5章「平和と公正をすべての人に」を分担執筆しました。第5章の構成は以下の通りです。
第5章「平和と公正をすべての人に」(113-130頁)
1/平和と公正に関する基礎知識
(1) 世界で今何が起きているのか、目標16は何を目指しているのか
(2)「平和」に向けた国際社会の歩み
(3)「構造的暴力」と「積極的平和」
2/平和と公正を読み解くキーワード
(1)「近代化論」に対抗した「従属論」
(2) 自然界に対する「構造的暴力」
(3)「潜在能力(ケイパビリティ)」と「人間の安全保障」
(4)「セビリア声明」から「平和と非暴力の文化の10年」へ
(5)「市民社会セクター」と「市民社会スペース」
(6)「非暴力」と「不服従」:暴力に立ち向かった5人の平和活動家
3/平和で公正な社会の実現に向けた教育
(1)「国際平和のための教育」から「平和・人権・民主主義の教育」へ
(2) 日本の戦後の平和教育と「4つの乖離」論
(3)「SDG4.7」と平和教育
4/目標16の今後の課題と可能性
(1) 平和と公正に基づいた包摂的な市民社会の実現
(2)「目標16」と「SDG4.7」の連動から市民教育ネットワークへ
(3)「目標16」から「目標16プラス」へ