『SDGs学習のつくりかた:開発教育実践ハンドブックⅡ』発行!

NPO法人開発教育協会から、資料集『SDGs学習のつくりかた:開発教育育実践ハンドブックⅡ』が発行されました。新学習指導要領では、子どもたちが「持続可能な社会の創り手」となることができるように支援していくことが学校に求められています。SDGsの目標4.7には、開発や環境、人権やジェンダー、平和や文化などに関わる地球的課題に取り組む教育を通じで、その「創り手」となるための知識やスキルを獲得していくこと目指されています。「持続可能な社会」とは何か、「SDGsを学習する」とは何をどのように学ぶことなのか。単なるSDGsの「調べ学習」や17目標の「紐付け学習」だけでは不十分だとすれば、長年の開発教育の知見や経験に基づいた実践的な参加型学習の教材やカリキュラムを紹介した本書を手に取ってみてはいかがでしょうか。

<第1部 理論編>
第1章 SDGsの理念・内容と教育の課題(田中治彦)
第2章 SDGs学習のカリキュラムづくり(藤原孝章)
第3章 SDGs学習におけるファシリテーション(中村絵乃)
第4章 SDGs学習の評価(近藤牧子・松倉紗野香)
第5章 SDGsを批判的に検討する:SDGs学習の死角を乗り越えるために(湯本浩之)

<第2部カリキュラム編>
1.世界の現実とSDGs:「100人村」から世界の現実を学ぶ
2.文化の多様性:人の暮らしの違いや豊かさを感じる
3.食: 食から考える地球の未来
4.水: みんなが使える大切な水とは
5.生産と消費: つくる責任・つかう責任を果たすには
6.在住外国人: 隣に暮らす「外国人」
7.難民: 難民問題について考える
8.ジェンダー平等: 規範と差別に向き合って
9.貧困: 絶対的貧困を考える
10.格差・不平等: 経済格差と不平等のしくみから
11.まちづくり: 持続可能な「まちづくり」を目指して
12.メディアリテラシー: メディアと暮らし
13.平和: 平和を築く学び
14.国際協力: 誰のための国際協力?
15.気候変動: 気候変動と私たち
17.生物多様性: 野生生物絶滅の危機をいかに救うか

『SDGs学習のつくりかた 開発教育実践ハンドブックⅡ』
(編集・発行:開発教育協会、2021年3月、2500円+税、ISBN:978-4-87773-239-4)

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